新うるしで繕う金継ぎアリトエのご案内

 

金継ぎをご存知ですか?
金継ぎとは、割れたり欠けたりした
陶磁器をうるしで接着し、
継ぎ目を金色や銀色、朱色などで飾る
日本独自の修繕技法です。

そうです、この広い世界の中で
金継ぎという修繕技法を行なっているのは、
唯一日本だけなのです。

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わたしは、かなりの長いあいだ
ずっとずーっと金継ぎをしたいと思っていて、
欠けたうつわを処分ぜずに
引っ越しするたび大切に梱包し、
新しい棲み処へ一緒に移動して暮らしてきました。



夫が気に入っている笠間焼の徳利。
欠けたまま使い続けていたことで
注ぎ口の欠けが日々大きくなってしまいました。

いつかは金継ぎで繕うのだ。




取り皿に便利な15cmのこのお皿。
20枚ほどあることから使用頻度も高く
かなりカジュアルに常使いしています。
使ってこその道具ではあるものの、
無自覚ながら(たくさんあるから、、、)と
不用意に、雑に扱っていたかもしれません。
何枚かのふちに欠けを作ってしまいました。

いつかは金継ぎで繕うのだ。


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そう思いつつも金継ぎは、
わたしにとってハードルの高いものでした。

なぜなら、接着剤として「うるし」を使うからです。
肌の弱いわたしにとって「うるし」は禁忌なものです。
いったんかぶれてしまったら数ヶ月は治らぬどころか
日常生活もままならぬほどの状態になってしまいます。
(おおげさではなく、それくらい肌が弱いのです)





そんなこんな。
金継ぎへの強い憧れを抱いて幾星霜。
或る日、その思いが叶えられる日がやって来ました。





新うるしとの出会いが
長年の夢を叶えてくれたのです。


わたしが行なっている金継ぎは、
ふぐ印の「新うるし」を使用した
簡易的な修繕方法です。

簡易的であることの良さは、
かぶれの心配もなく
(肌が弱い人にとっての重要ポイント)
だれにでも簡単に金継ぎができるコト。





ならば!
必要な材料と道具を集めて
さっそくやってみることにしたのです。
(やりたいことに対する動きは速い!)

【材料一覧】
上段左から
・カッター
・瞬間接着剤
・接着パテ(エポキシパテ)
・ふぐ印 専用薄め液
・ふぐ印 新うるし(金粉付き)
・純金泥(金粉補充用として)
・面相筆(極細)
・耳かき(小さじの代用)

下段左から
・紙やすり(400番/荒・1000番/細)
・パレット
・スポイト





数か所欠けていた夫愛用の徳利も。





ふちを欠いてしまったお皿たちも。





わたしが大切に持ち歩いてきた
あちこち欠けたうつわたち。

柔らかな粉引きの大皿や茶わんも。
神棚にお供えしている夫作の湯呑みも。
ガラスのボウルも。
磁器の大ぶりのうつわも。
薄いお猪口も。

こうして金継ぎすることで息を吹き返し、
また常使いのうつわとして
食卓に頻度高く上るようになりました。
やったー!





朝ごはん準備で見上げる食器棚。
この数段でさえ、金継ぎで繕った
幾つかのうつわが見えます。
朝から豊かな時間を満喫しています。
ありがとう、金継ぎ。

いつかは金継ぎで繕うのだ。

この思いが叶ってからは
うつわを欠いてしまっても
万に一つも割ってしまっても大丈夫。
だからといって、大好きなうつわを
粗末に扱うはずもなく、
遠慮がちに使っていた
柔らかい土もののうつわも
いまではバンバン使うようになりました。

金継ぎを人間関係に例えていうなら、
つきあい方がよく分かぬまま
遠慮がちだった片思い時代から
ようやく双方のキモチ通じて相思相愛に!
と、いったところでしょうか(笑)。

多少のケンカ(欠けや割れ)も仲良しの証し。
じっくり話し合うことで(金継ぎを施す)、
とげとげしかった仲も金ピカになり
以前より深みの増した間柄になろうというもの。





もちろん、金継ぎしたいがために
わざとうつわを割ったり
欠いたりすることはありませんが、
(人間関係において)
(わざわざ喧嘩しないのと同じです)
ていねいに金継ぎをすることで、
いままで以上により一層愛着が湧くのも事実。

金継ぎをしたうつわを使いながら
あぁ、嬉しいなぁ、豊かなだなぁ、と
ココロ満たされる日々が増えています。





そんなこんな。
わたし的勝手流金継ぎをブログやSNSに
アップしていたところ、
アトリエのお客さまから
「わたしもやりたい」
「いつかは金継ぎ!と思っていた」
などのリクエストをいただくようになり、、、。

みなさんからのリクエストに応じる形で、
金継ぎ体験ができる
1Dayアトリエを実施しています。


【1Day 金継ぎアトリエについて】
・金継ぎに必要な材料はすべて
 マザーズタッチがご用意します。

・1回につき金継ぎできる個数/3〜5個
(欠けや割れの状態で異なります)
(多めにお持ちいただきご相談ください)

・約2時間程度で終了します。

・お茶と茶菓がもれなく付いています。

・費用は3,000〜5,000円です。
(修繕内容により変動する場合があります)

・最少催行人数/3名

・ご希望の方はこちらまでお問い合わせください。
 ★人数が集まり次第随時開催いたします★
 ★直近に行なった金継ぎ勉強会はこちら★
 




こちらは初めての金継ぎを
体験されたお客さまの作品です。
一つひとつに味わいがあり、
とても喜んでいただけたコトが
勉強会を催したなによりの褒美です。
みなさん、ご参加ありがとうございました。












★直近に行なった金継ぎ勉強会はこちら★

金継ぎとは、うつわの欠けや割れを
繕うだけではなく、
そのうつわに関わる人や
そのうつわのまわりに集う人たちに
新しい息吹やキモチを生み出すような
そんな「気の動き」を感じさせてくれる
素晴らしき日本の手しごとだと実感しています。
この手法をあみ出した先人たちに心からの感謝を。

世界に誇る日本のワザ、金継ぎ。
学ぶ楽しみをご一緒できたら嬉しいです。
お気軽にお問い合わせください。